2012年12月21日金曜日

ドリア・パンフィーリ美術館

ローマにあるカラヴァッジョの作品制覇を目指すため、今回は2つの美術館へ行きました。
その一つがこちらのドリア・パンフィーリ美術館。

もともとは貴族パンフィーリ家のプライベートコレクション。
遺言だかなんだかで、収集された絵画は決して売却などしてはいけない。ってことになっているらしく、そのまま美術館にしたそうです。
美術館にできるくらい絵画があるってことなんですよね。。。

こちらの美術館、オーディオガイドも無料で貸し出ししてくれます。
ただし、英語、イタリア語、フランス語のみで残念ながら日本語はありません。
ガイドでは、パンフィーリ家の末裔の方が説明してくれます。
(正直私は本物の末裔の方だとは思っていませんでした。。。)

そして、こちらにあるカラヴァッジョの3つの作品。

 “懺悔するマグダラのマリア”
宗教を題材とした最初期の作品だそうです。
一見カラヴァッジョには見えませんが、宗教画を宗教画っぽく描かないところがやっぱりカラヴァッジョです。

 “エジプトへの逃避途中の休息”
この絵はとってもきれいでした。特に天使にうっとり。。。
天使を真ん中にして二つに分かれた構図も不思議。
マリア様の顔は最初のマグダラのマリアとも似ています。
このパンフィーリの末裔さんのお話によると、この天使が弾いている楽譜を解読し、一度ここでこの曲を演奏するというすごい催しが行われたそうです。
どんな曲だったんでしょうね〜。

“洗礼者ヨハネ” 
実はこちらの絵、ちょっと調べようと思ったらこの美術館ではなく、カピトリーニ美術館にあるという情報を得て、「??」いや、私、見たよねこの絵、このパンフィーリさんのお家で。。。ヒゲ男に確認しても、見たというのでよくよく調べてみるとこの絵は2枚あるそうです。しかもほとんど同じ。さらに、この絵を別の人が模写した絵もあるのでお間違えなく。
これら3枚の絵は、パンフィーリ家の人がまだ有名でなかったカラヴァッジョから結構安く手に入れたらしいです。
パンフィーリさん、先見の明があったんですね。

この他ラファエッロの絵があるはずだったんですが、ルーブルに貸し出し中とのことでした。
まぁお目当てはカラヴァッジョだったのでいいんです。

そして、このパンフィーリ家から法王になったインノセント10世の肖像画があり、こちらも有名みたいです。
このインノセント10世の胸像も2つあり、どちらもベルニーニの作品。
1つがあごの部分が割れてしまったので、じゃもう一つ作ってあげるよ。ってな感じで作ったそうですよ。。。

しかし、この美術館、各部屋も見所満載でとっても素敵です。
絵画のことは全くわからない私ですが、素人目にもなかなか面白い絵もあります。

ヒゲ男がいたく気に入ったこちら。
ヤン・ブリューゲル(父)の作品。
なんといっても描写がめちゃめちゃ細かいんです!
この絵は奥の森の方にアダムとイブが今まさにリンゴを取ろうとしているところが描かれています。
しかし、動物や植物の描写がすごい。

彼の作品はこの他にも数点ありましたが、本当に細かくって解説によると拡大鏡を使って描いているらしいです。
でも、そこまで細かく描くにはほそーい筆もいるし、手も震えそう。。。と素人は考えます。

しかもこの方、無知な私たちはすっかり有名でない画家だと思っていたら、かなり有名な方ではないですか!(今ブログを書くのに調べて気付いた!!)しかも彼のお父さんはピーター・ブリューゲルなんですね!
って、このピーター・ブリューゲルさんも年末年始でウィーンへ行くのに美術館を調べていてあの(アノって言っても私の中でですが。。。)バベルの塔の絵を描いた人だと最近しったばかり。。。

すごいつながり。ってかすごい家族だな。
どちらも(父)ってついてますが、彼らの子供も同じ名前で画家なので区別するためについてます。ちなみに子供の場合は(子)となってます。でもどちらもお父さんの方が有名なようですね。
でも彼らは親子でどちらも有名。。。ややこしいな。。。

とにかくこちらの美術館、かなりおすすめです。
できればガイドを聞くともっと楽しめます。
ヴェネツィア広場から近いので、観光にも便利です。


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