2012年4月4日水曜日

ローマでカラヴァッジョを堪能する

今回のもう一つのローマ訪問の目的はカラヴァッジョの作品を見る事でした。

正直なところ、カラヴァッジョについての知識はないのですが、初めて作品を見たときに、理由は特にないのですが、感覚で(?)引きつけられるものを感じました。
私は絵画についても素人なので、そういうのは全て感覚で。
はじめはみなさんそうですよね?第一印象?というのでしょうか。
あとで、もちろん作品の解釈などを見ると、なるほど。と思い、また興味を引かれますが、初めはあくまで感覚です。(私の場合)

で、一応ブログに書くにあたってちょっと調べてみました。(いつもの後調べです。笑)

カラヴァッジョの本名はミケランジェロ・メリージ。
ミラノ近郊のカラヴァッジョという村で過ごしたことからそう呼ばれるようになったらしいです。
生涯で2人も人を殺して逃亡、投獄の生活を送るという一面も。。。 40歳前で(38歳と書いているところもあれば40歳と書いてあるものもあったので、どちらが正しいのかはわかりません)若くして亡くなっています。

そんなカラヴァッジョの作品は、簡単に言うと光と陰のコントラストの強い画風が特徴で、宗教画でも描かれている人は、当時のそのままの人々が描かれているので、あまり宗教画っぽくありません。
そういうのが好きです。

ローマでは、いくつかの教会にカラバッジョの絵があるので、普通に無料で見学できます。
というわけで、まずはナヴォーナ広場の近くにある、Basilica di Sant'Agostinoという教会へ。

教会に入ってすぐ左手に、“Madonna di Loreto” (ロレートの聖母(巡礼者の聖母))があります。
聖母なんですが、とても普通の女の人のように描かれています。そして、巡礼者はその当時の庶民がありのままに描かれているのですが、宗教画らしくないという批判もあったらしいです。
あと、手前の巡礼者が足の裏をこちらに向けているところとか。

普段は暗いですが、1ユーロ入れる箱があって、お金を入れると電気がつきます。
ここは比較的人が少なかったので、ゆっくり鑑賞できます。

そして、もう一つからバッジョではありませんが、ラファエロ“予言者イザヤ”のフレスコ画もあります。
あるとは聞いていましたが、どこを探してもない。。。(どこにあるかはちゃんと調べてなかったので。)
ヒゲ男が近くにいた人に聞くと、柱の上部に!
こんな感じで。
“3番目の柱に描かれています ”というようなことが書かれた小さいボードがあったのですが、3番目ってどこから数えて?といろいろ不思議がっていた私たち。
っていうかそのボードの真上にあるし!!この上って書いてくれた方が、すんなり見つけられたんですけど。。。

拡大するとこちらです。
Wikipediaで見たところ、バザーリが執筆したラファエロ伝の中に、ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂のフレスコ画を描いていたとき、ミケランジェロの不在中に礼拝堂を見学したラファエロが、ミケランジェロの予言者像を見て、すでに出来上がっていた自分の予言者イザヤを壁から削ぎ落として、ミケランジェロ風の力強い様式で描き直したと書かれているようです。
本当かどうかわかりませんが、そう言われてみればどことなくミケランジェロ風?


ここからまた、近くの別の教会、San Luigi dei Francesi (サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会)へ。
こちらには、カラバッジョの聖マタイの生涯を描いた3作品があります。
教会に入って左手の一番奥にあります。

まずは“聖マタイの召命”
徴税人であったマタイに収税所でイエスが自分についてくるように声をかける場面。
テーブルの中央のヒゲのおじさんか一番左側の青年風の人のどちらかがマタイらしい。
どちらか、というのは、二人に意見が分かれているから。
ヒゲのおじさん派は、「私ですか?」 と自分に指をさしているから。というものと、青年風派は、ヒゲのおじさんは「彼ですよ。」と青年を指しているんだというもの。
どっちという決着がついたかどうかは不明です。もしかしたらついてるのかも。

窓から差し込む光に人物が照らし出され、こちらもコントラストの強い作品です。

中央が“聖マタイと天使”
 
実はこの絵は2作目です。1作目を描いたけど、依頼主にダメだしされ描き直したもの。

1作目がこちら。
ダメだしの理由はマタイが聖人っぽくないとか、組んでる足がこの位置だとちょうど人の頭の上に来るととかいろいろ理由があるようです。
こちらは、残念ながら第二次世界大戦で焼失したそう。

そして“聖マタイの殉教”
迫害される聖マタイ(中央で襲われている人)
この作品については、調べてみたのですがちょっとよくわからないので説明はなしで。。。
ちなみに、真ん中の半裸の人の左側から、顔をのぞかせるように様子をうかがっている人はカラヴァッジョの自画像といわれています。
それにしても、実際に見るととても迫力のある絵。

実際に教会で見るとこんな感じです。
 向かって左
 中央
向かって右

ここはとても人気のようで、人がたくさんいました。
時間がゆるすなら、何時間でもジ〜っと見ていらる絵たちでした。

そして、この日は時間の関係でここまででしたが、翌日Santa Maria del Popolo(サンタ・マリア・デル・ポポロ教会)へも行きました。
こちらには、“聖ペテロの磔刑”と“聖パウロの回心”があります。
さらに、「天使と悪魔」で話題になったベルニーニの「ババククと天使」の彫刻も。
しかし。。。この日は日曜日で、午前中に行ったのですが1時間ごとにミサをやっていて、なかなか見るチャンスがない。。。ぎりぎりミサがは始まる直前に入ってチラッと見て出て来た感じになりました。。。
しかもベルニーニの彫刻があるところもどこかわからず。。。

しかし、ここへは数年前にすでに来ていたので、そのときはじっくり見ました。
だからよしとしておきます。
本当は、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会も見所満載なので、曜日と時間に注意すればゆっくり鑑賞できると思います。


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